あなたの家の地震対策は万全ですか?

ごあいさつ

 地震対策サポートセンターZAC(ザック)


この度起きました東日本大震災に遭われた皆様に、心よりお見舞い申しあげます。


はじめまして、地震対策サポートセンター ZAC(ザック)と申します。

私たちの仕事は、地震時における家具・食器棚などの

「転倒防止」のための「器具」を取り付け、サポートする仕事です。


実は私も、2004年10月23日、午後5時56分に起きた新潟県中越地震の震源地の近くのホテルの地下で

その恐ろしい地震の揺れと恐怖を目の当たりに体験いたしました。


いきなりゴゴゴーという音と共に、一気に突き上げるような揺れを感じ、たかが

地震かと思ったのが甘く、その揺れはとても長く、強く、凄まじいものでした。


その時、渡り廊下を歩いていたお年寄り十数人が一斉に倒れ、私自身も

立っているのがやっとの思いでした。     

まさか倒れてこないだろうと思う棚が、時間がたつとともに倒れだし、気がついたときには

あっという間に積み木が崩れたような状態でした。

天井からは、パラパラとコンクリートのような粉が落ちてきたり、

その時の恐怖感は人生の中で初めてでした。それでも倒れているお年寄り何人かを

起こし、地下だったので、とにかく出口を探し、四名ほど連れ出した記憶があります。

あれがもし、倒れた家具・棚類で出口をふさがれ逃げ遅れていたら・・・・

と思うと身の毛もよだつ思いです。


結局ホテルは倒壊しませんでしたが、被害は壮大で逃げ遅れ、食器棚などの

下敷きになってケガをなされた方も大勢いました。


もっと迅速に一人でも多く、逃げ道へ誘導できたらと思うと悔しくてしかたありません。


実際にその状況を体験してしまうと、現場の様子がよくわかりました。

家具・食器類が倒れてくると、そのものに押しつぶされることはもちろん

想定しなければなりませんが、一番は倒れてきたものにより「逃げ道」「脱出口」

がなくなり逃げ遅れ、大災害を引き起こす要因となることがわかりました。

地震の規模にもよりますが、無事脱出し終わり、家具や食器棚が倒れても命に別状ありません。


私はこの体験を生かし、少しでも多く、皆様に安心をお届けいたしたいと思いました。


震災(地震)はいつくくるかわかりません。

また、いつきてもおかしくないのです。決してもう他人事ではないのです。


自分の命、家族の命は各々で守りたいものです。


今出来ることを今のうちに準備しておくことが必要だと思います。


※ZAC(ザック)とは、鎧を素早く身に付け、安全を確保するという意味です。