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イワナの特徴

冷水性



渓流の上流部、低水温帯に生息するのがイワナで一般には源流部に属しています。
北海道や東北地方北部の場合は、比較的標高の低い中流域や、河口に近い平野部の川にも生息していますが、これは水温が低いという理由からです。

サケ科イワナ属で、ヤマメ、アマゴ同様に海洋性のアメマスが陸封されたものになります。サクラマス系のヤマメのように亜種がアマゴだけでなく、エゾイワナ・オショロコマ、ゴギなどの亜種がいます。降海型はアメマスと呼ばれますがオス・メスともに川に残るので、自然繁殖の妨げになりません。

ケモノ的な山の魚


イワナは上流から流れてくる食料を待ち受けています。餌を探す動作はヤマメより少なく、餌をくわえると、安全な場所まで移動するのが特徴です。渓魚の中では貧食・悪食の代表で、ヤマメほど神経質ではないので釣りやすいという特徴があります。(水中昆虫はもちろん、陸上昆虫やカエル・クモなども捕食します)
ヤマメやアマゴ以上に厳しい環境で生命を保ち、種族を残すのだから、貧食・悪食も当然と言えば当然ですね。といっても、釣り人の姿や不信な音に敏感に反応し、岩の下に隠れては餌を全く食べないこともある、険しい谷にふさわしい山の魚です。

イワナの釣り方


「イワナ」は、「岩魚」と書くだけあり、岩の下に隠れる性質があります。落ち込みの深場の岩すれすれとか、急流に突き出た岩の下のゆるい流れの部分、瀬ワキ、流木の下などがポイントとなります。
投餌したら、餌をそこに沈めながらポイントに流し込みます。盛期のイワナは、棲家から飛び出して餌をくわえ、再びもとの場所に戻るという動きをするので、目印の動きでイワナかどうかだいたい分かります。餌をくわえた感覚があったら、ミチイトを緩めて送り込み、一呼吸してから合わせればOKです。ちなみに瀬に出ている岩魚は早合わせでも大丈夫です。

山の雪が解けてから盛期に入ります。産卵期は、10~11月、生後2年で20センチ程度に育ちます。