フライフィッシングを楽しむ
早春(2~3月)のフライパターン
早春(2~3月)は、ミッジやニンフで攻めます。ミッジとは、ユスリカ、ガガンボ、ブユ、などと言った小さい虫のことを言います。早春は水温は低く、渓流はまだ冬の名残があります。上流部は雪に閉ざされており、とても釣りのできる状態ではありません。
このころ日当たりが良く流れの緩い場所では、活発にユスリカなどの羽化が目立ちます。そういった場所では早春とは思えないほどライズも見られるます。ミッジはライズを釣るときによく使用されます。
ニンフ(羽化する前の幼虫のこと)は主にメイフライのニンフとして使用します。ニンフはウエットフライということで、ライズが少ないときなどに使用すると効果的です。ニンフはフライの中でも使用範囲が広いので、自分の釣り方を徐々に作り上げて自分なりの使い方を探す事も楽しみの一つです。しかし、浮いていないと言う事は、アタリを掴むのが難しいと言う事でもあります。
早春でのポイント選びは、流れが緩く日が良く当たる場所が良いです。そのほうが羽化が早いからです。それから、ライズは必ず常に気にしておこう。もし、ライズがあったならそれは少しであっても、魚の活性が高いということなのです。さらに、「魚がいる」と言う自身も沸いてくるはずです。
早春のタックルシステム
ロッドは8~9フィートの#4か#5
リーダーは6Xか7Xの12フィート
フライラインは#4か#5のDT(ダブルテーパー)ライン
ティペットは7Xか8Xを60cm~1m40cm
フライは#18~#26のミッジ
春~初夏(4~6月)のフライパターン
この春から初夏にかけての時期はビギナーの人には最適な季節となります。水温が徐々に上がり、渓流魚本来の活性が戻ってくる時期だからです。また、エサも大量に増えます。
なんといってもこの時期はドライフライ。ライズもかなり多くなっているので、比較的に釣りやすいです。メイフライ(カゲロウ)やカディス(トビケラ)のパターンが主力となります。
ポイントは魚の活性高いために、広範囲に及びます。いろいろなポイントにキャストしてみましょう。やはり、自分自身のやり方を探す事が楽しい時期です。ライズ釣りをとことん楽しみましょう!!
イブニングライズを狙え!!
水温が上がり始めるこの頃(5月中旬~6月)は、朝夕に羽化が多いです。そのために魚は一気に集中します。しかも日中よりも警戒心が緩んでいる事が多いので、大胆なライズも見られます。これがいわゆる「イブニングライズ」です。
春~初夏のタックルシステム
ロッドは7~9フィートの#5か#6
リーダーは4Xか5Xの7フィートか9フィート
フライラインは#5か#6のDTラインかWTライン
ティペットはは使わずに直接フライを結ぶ
フライは#18~#26のミッジ