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ルアーフィッシングの基礎

ルアーの種類


「ルアー」には、おとりとか誘うなどの意味があります。
本物のエサに良く似たルアーをイミテーションルアー、派手な色、形をしたものをアトラクタールアーということもある。多くのルアーは、さまざまな対象魚に効果的であるが、特定の対象魚を目標として作られたルアーも多く存在しています。そのうちでも、ここでは渓流魚を対象としたルアーのみを触れることとします。

ルアーの効果


ルアーの効果を要約するなら、動き、音、色、光沢、本物らしさなどになりますが、、それぞれのルアーがすべての要素を備えているとは限りません。
ルアーの対象魚は、一般的には、魚食性で闘争心や好奇心の強い魚が多く、必ずしもルアーを餌として襲うとは限りません。したがって、魚には、ルアーを「エサ」として喰らいついてくるものと、「敵」として襲ってくるという大きく2種類に分けられます。
よって、本物らしさを優先したルアーと、音や派手さを優先させたルアーそれぞれの特性をよく理解した上で操作する事が大切になります。

ルアーの選び方


大きさ

まず基本になるのは、どの対象魚にはどれくらいの大きさのルアーが適しているか、という点です。一般的には、釣ろうとする対象魚の平均全長の1/3程度までの大きさのルアーなら、つれる確率があると言えます。

ところが、魚種別に多少の差があり、多少のサイズ調整が必要です。まず、渓流でヤマメ、イワナなどを狙う場合は、スピナーが最も適しています。スピナーのサイズは、20cm前後の魚には、3~5gが適しています。30センチ前後の魚なら5~10gが適しています。

ルアーの色の基本となるのは、スプーンやスピナーの光沢です。
例えば、同じシルバーのスプーンでも、太陽光線の強さ、水の透明度、水深(レンジ)などによりさまざまな変化を見せます。
ちなみに、シルバーのスプーンを鏡に例えた場合、快晴の日の日中、直射日光を鏡に受けて他人の顔に当てると、まず顔をそむけてしまう。反面、暗闇の中でほのかな光を発見すると好奇心を持つ人が多いと思います。魚に対して、ルアー表面の光沢、輝きというのは、これと似たような効果をしめします。明らかにまぶしすぎる光沢は、好奇心どころか魚に警戒心を与えてしまうし、ほどよい光沢は好奇心を誘います。必ずしも目立てば良いだけとは限らないのです。

したがって、
・朝夕・濁り水・深い部分など光の量が少ない条件下では、銀、金など強い光沢のルアーが良い
・日中・澄んだ水・浅い部分などでは、逆に鈍い光沢の銅、黒などが良い
とされています。プラグの場合でも、派手な色のコントラスト、色調の濃淡は基本的にスプーンの光沢と同じです。しかし、人の少ない釣り場のすれていない対象魚や、著しく活性の高いシーズンには、日中といっても派手な色がよい場合もあります。

様々なルアーを試してみて、食い付きの良さそうなルアーを使いこなすことが大切になってきます。